私は海外で英語も現地の言葉が話せないのに会話が通じる訳。


私はよく外国に行きます。平均で年間に10回は海外旅行。多い時は1ヶ月に3ヶ国も行く時もあります。しかし、私は英語も中国語も全く話せません。

東南アジアのとある屋台の服屋さんにて

東南アジアのとある屋台の服屋さんにて約300円程度の安物のTシャツを購入しました。購入したTシャツを今すぐ着替えたい状況でしたが、プラスチックのタグが付いているの手では切れません。

Tシャツに付いているプラスチック製のタグ


購入した屋台の店員さん(女性)にタグを見せて手でチョキチョキするジェスチャーをしながら、日本語で「コレを切って!今すぐ着たいの!」と日本語で言いました。店員さんは「OK!」と言って、タグを持ってブチッ!と引きちぎりました。おぉ~。。。それなら自分で出来るっ!ハサミで切ってほしかったのに。。。私は「サンキュー!」と苦笑いすると、女性店員さんは大笑いしていた。
一応、言葉は通じたけれども失敗した例である。これは文化の違いであって日本人は几帳面だからTシャツに大きな穴が開かないようにハサミでタグを切るが、東南アジアでは細かい事は気にしません。確実に店員さんには「このタグを切って」という事は伝わっているのです。このように私が海外で英語も現地の言葉が話せないのに会話が通じる訳には、その場の「状況」と「ジェスチャー」と「伝えようとする気持ち」「大きな声」だけで世界中どこに行っても通じるものなのです。広い意味で「世界共通語」なのです。

ジェスチャーだけではダメ


ミャンマーにて現地の人と食事に行こうと誘った時の話しである。私は左手に茶碗を持つ格好をし、右手でハシを持ってご飯を食べるジェスチャーをした。しかし相手のミャンマー人は「???」全然伝わりません。そう。ミャンマー人は手でご飯を食べるのです。日本人の常識では世界では通用しません。しかし、その場の「状況」と「ジェスチャー」と「伝えようとする気持ち」を持ち、大きな声で「ご飯を一緒に食べに行こう!」と何度も伝え続けると知り合いのミャンマー人は右手で食べ物を直接口に持っていくジェスチャーをして「ご飯を食べるのか?」と私に聞きました。「イエス!イエス!」と言うと笑って理解しあえました。「ご飯を食べるのか?」は、もちろんミャンマー語です。私には言葉は理解出来ません。もしかしたら「お腹が減っているのか?」かもしれないし「ご飯が食べたいのか?」かもしれません。しかし確かに伝わって一緒にご飯を食べに行く事は実現しているのです。これがその場の「状況」と「ジェスチャー」と「伝えようとする気持ち」「大きな声」だけで世界中どこに行っても通じる広い意味で「世界共通語」なのです。

現地語だけのメニューの飲食店でも困らない


まず、日本と違って東南アジアは外食をする人が多い。簡易的な屋台も含めると飲食店密度は日本が一番低いのではないかと思うくらい東南アジアの飲食店は多い。そこにどの店にも人が溢れんばかりに入っている。沢山の人が外食をするのだ。家で自炊をしている人はいないのではないかとも思うくらいだ。東南アジアの田舎に行くと風呂の椅子くらいの低いプラスチック製の椅子にお父さん、お母さん、子供5人くらいの家族全員で、しかもお母さんと子供はパジャマ姿で座って食事をしている家族を何組も見かける。それくらい日本と違って外食産業が盛んだ。そんな中で現地の言葉も英語も話せない。文字も読めない。当然、看板も読めない。どこの店に何があって何が美味しいのかわからない。でも私のとっておきの技がある。美味しい店の見つけ方は人が沢山入っている店に限る。誰でも美味しい店に行くもので時には行列の出来ている店などは外す事は無い。そこで店の中に入り、お客さんが食べているものを見て回る。この料理は何人も食べているので人気そうだな。とか、この料理は美味しそうだな。と、めぼしを付けて、その料理を指を指して注文するのだ。そうする事で間違いなくそのお客さんが食べているものと同じものがやってくる。この技を覚えて、物怖じせずに他人の食べているものを指させるようになると、現地語だけのメニューの飲食店でも困らない。(しかし、麺を頼んだつもりなのにご飯が出てきたりすると、少し敗北感に襲われる。しかし、たまには外す事はあるが、これも旅の楽しみと思ってだまって食べる。)

中国語のメニューで意味は分かるけど注文出来ない


中国、香港、台湾など中国語のメニューで意味は分かるけど注文出来ない時がある。例えば「珍珠奶茶」タピオカミルクティーという意味は分かる。でも中国語での言い方が分からない。試しに「タピオカミルクティー」と言ってみるが当然通じない。メニューがテーブルの上にあれば指さして「これワン(1つ)」と注文すれば購入出来る。しかし皆さんも経験があると思いますが、壁に貼ってあるメニューしか無い場合だ。そんな時はその場でスマホを取り出して壁のメニューの写真を撮る。その写真を店員さんに見せて指を指して「これワン(1つ)」と注文すれば購入出来る。最近は慣れたが台湾でドリンクスタンドは砂糖の量と氷の量を好みの量に調整できる。初めの頃はそれが分からなくて、店員さんが何か聞いてくる。何を言っているのか分からないので、その写真を店員さんに見せて指を指して「これワン(1つ)」「これワン(1つ)」と叫び続ける。でも店員さんは何か聞いてくる。何度かこのやり取りが続くと、そのうちあきらめてくれる。裏から「おい、いいから、何か出してやれよ」とだれかがアドバイスする事もある。。。そんな時は普通の量の砂糖と氷の入ったノーマルのタピオカミルクティーが出てくるのである。

中国での数字


中国(台湾、香港など)で買い物を値段を言われる時の事だ。中国語で言われても分からない。「えっ、えっ」と聞き返すと指を2本立てて「セブン!」と言われる。2なの?7なの?困る事がある。日本の指の数え方が世界共通と思っている方は大間違い。中国で指での数の数え方は日本とは違うのだ。私は知らないが他の国では違う数え方があるかも知れない。常識とは怖いもので日本の数え方が世界共通と思っている方は多いと思う。このように他にも自分の常識が通じない所が海外旅行の楽しみであり、極力、自分の常識が通じない所が面白いので、とんでもない常識の国に行って、とんでもない常識のシチュエーションに会うのが私の旅の目的でもある。
 
余談ではあるが、東南アジアの民家や道路に1日中座っている(中には上半身が裸の)オジサンが沢山いるのは見たことある人も多いでしょう。ある時、通訳が出来る人を通して、何をしているのか聞いた事がある。帰ってきた答えは「ビジネスだ!」だった。。。あんた、1日中そこに座っているじゃん!笑。奥さんは怒らないのか?これも日本での常識の違いかな?

バス、電車の乗り方が分からなくても現地の人に聞く


旅するためにコミュニケーションは必要だが、言葉はほとんど要らない。目的地の地名が言えればいい。 タイとラオスの国境の街「ノンカーイ」に行った時の話だ。タイのイーサン、ウドンターニーからノンカーイに行く為にはバスが早くて便利だと予めネットで検索済み。バスターミナルの場所もネットで検索済み。バスの時刻表もネットで検索済みだが、これは変わっている場合もあるので信用ならない。一応、ネットで検索した時間に余裕を持ってバスターミナルに行く。どこでチケットを買うのか分からない。その辺にいるおじさんに「ノンカーイ?」「ノンカーイ?」と言って手で四角の形を作ってチケット売り場を聞く。すると1人のおじさんが「ノンカーイ」と言って沢山ある窓口の1つを指さしてくれた。私はニコッと笑い「サンキュー」と言ってチケット売り場へ。チケット売り場の窓口で「ノンカーイ」と言うと店員さんが何か聞いてくる。日本語で「分からない」「ジャパン」「ごめんなさい!」と手を合わせる。すると店員さんは日本人で話せないんだと理解してくれる。電卓を取り出して電卓に数字を打ち込んで見せてくれる。その数字の料金を払う。すると紙(メモ用紙)に出発時刻を書いて渡してくれた。「サンキュー」と手を合わせて頭を下げる。次は、どのバスに乗るのか?バスターミナルには沢山のバスが停まっている。また、その辺にいるおじさんに「ノンカーイ?」「ノンカーイ?」とバスを指さして聞く。すると1台のバスを指さしてくれた。「サンキュー」と手を合わせて頭を下げてバスに乗り込む際に運転手さんに再確認のために「ノンカーイ?」と聞くと、首を縦に振り「うん。うん。」とうなずいている。これで間違いない。だまって最後まで乗って行けば終点はノンカーイのはずだが、初めてなので不安だ。途中で何度も適当な所で停まるのだ。バス停も無い所で何人も乗ってきたり、突然席に座っていた人が立ち上がって運転手さんに話し掛けると、しばらく走った所で降りていく人もいる。タクシー的な乗り降りも可能のだろうか?不安になった私は隣の席の人に「ノンカーイ?」と話しかけてみると、返って来る言葉は分からない。ニコッと笑い自分を指を指して「ノンカーイ!」と言うと「オッケー!」とニコッと笑ってくれる。ノンカーイに到着すると周りの人が「ノンカーイ!」と教えてくれ無事に到着した。こんな感じで「ノンカーイ」と「サンキュー」の2つだけでチケットを購入し、どのバスに乗るか教えてもらい、どこで降りるかまで教えてもらった。この調子で「地名」さえ言えれば英語も現地の言葉も話せずともどこへでも行ける。行き方の分からないお寺や観光地などの「地名」を言えば最適な安くて早い方法や乗り物(バス、トゥクトゥク、バイタク)なども教えてもらう事も出来る。帰り道も地名を連呼しながら帰ってきた。

焼き立てパンが食べたい!が、言えない。


ラオスのビエンチャンに行った時である。ラオスは1899年から1953年までの53年間フランス統治時代(植民地時代)フランスの食文化が根付きバインミーやカオチーサイクワンが美味しいのです。売っているものは何度か食べて非常に美味しいのですが、せっかくなので焼きたてのパンが食べたいと思って、どこで食べる事が出来るのかネットで検索しても分かりません。現地の人に聞くしかありませんが当然、英語もラオス語も話せません。「パン」と言う言葉も通じません。ではどうするか?スマホでフランスパンを焼いている所の写真を検索して、その写真を見せて、どこにあるか聞くという方法です。通りすがりの現地の人にフランスパンを焼いている所の写真を見せて日本語で「焼きたてのフランスパンが食べたい!どこに行けば食べられる?」と何人も何人も聞きました。「焼きたてのフランスパン」「どこに行けば食べられる」と2つの要素があるので非常に難しいコミニュケーションです。当然、食べる仕草、熱々のジェスチャーも付け加えて聞きますが、通じずに諦めて去ってしまう人もいます。何人目かでようやく通じたらしく場所を説明してくれ始めましたが、道の説明が、こちらが理解出来ません。スマホのGoogleマップを立ち上げて、これで教えてくれと頼みますが、日本語のGoogleマップがラオスの人には理解出来ません。(おそらくラオス語のGoogleマップも私には理解出来ないでしょうが)店の名前を教えてもらい、指を指していた方向に向かい、曲がり角付近まで来ると店の名前を連呼して違う人に聞き、また指を指していた方向に向かい、曲がり角付近まで来ると店の名前を連呼するという方法を繰り返して、ようやく1件のパン屋さんにたどり着きました。パン屋さんの中に入ると沢山のパンが売っています。奥にはパン焼き窯が見えています。が、タイミングが悪かったのか焼きたてのフランスパンは売っていませんでした。。。朝一番とか、決まった時間とか、並べてるパンが売り切れる直前に焼くとかあるのでしょうね。さすがにタイミングまでは計算出来ませんでしたが、とりあえず焼きたてのフランスパンが食べられる店は発見出来ました。次の日の朝にビエンチャンを発つので、次の日の焼き上がり時間まで聞かずに売っているパンを食べて満足しましたが、目的は達成したので満足です。
ちなみに、焼きたてのフランスパンが食べられるお店はこちらです。

私は海外で英語も現地の言葉が話せないのに会話が通じる訳。


必死にそれを伝えたいという気持ち、大きな声、表情、動作を見せてやっと伝わる。つまり熱意が入ってやっと伝わる。
笑顔を見せれば相手も笑顔で返してくれる。作り笑顔では相手にバレて警戒される。
日本語で怒って怒鳴っても、相手には怒っていることが伝わるように。
コミュニケーションの90%は「伝えたいという気持ち」で、英語もその中で多少使われている。相手をしっかり見て大きい声を出すだけで片言英語も結構通じるようになる。
(私は英語の単語が10個くらいしか言えない)
私はコミュニケーションの90%は言語以外だと思っている。
すると、ここが「外国」だと思えなくなる。日本とあまり変わらない。
言葉は通じないが、あとの90%で通じ、やっていける。
この方法は、世界共通でどこの国へ行っても怖くない。